Jアラート音を聞きたい!携帯やスマホの音源や音声を消す方法は?

最近良く耳にするJアラート(ジェイアラート)。

正式には全国瞬時警報システムで通称が「Jアラート(J-ALERT)」、読み方はジェイアラートまたはジェーアラートと言うそうです。

このJアラート、スマホやガラケーなどの携帯電話や、公共団体のスピーカー等から通知が届きますが、Jアラートのアラーム音が怖い、気持ち悪い等の声があります。

そこで、実際に鳴るJアラートのアラーム音はどんな音なのか、またスマホで鳴るJアラートの消し方など調べてみました。

つい先日、8月29日に北朝鮮からミサイル発射の時に、Jアラートの通知があり、アラーム音がなったのは記憶に新しいですが、iPhone やアンドロイドのようなスマホではどんな音がなったのでしょう。

 

Jアラートの時にスマホで鳴る通知音

ソフトバンクの公式サイトから

ネットで探してみると、ソフトバンクの公式サイト(災害・避難情報)に実際にスマホから流れる専用着信音が試聴できるようになっていました。

 

Jアラートの通知音はこちらのページで試聴できます。

災害・避難情報 – 緊急速報メール – サービス – モバイル – ソフトバンク

 

ページにアクセスして、この画像をクリックすると通知音がなりました。

※これは画像のみなので実際の試聴はソフトバンクのページでお願いします。

警告音を聴く

 

そうそう、こんな音でした。

 

そして、アラームと同時に、総務省消防庁から政府からの発表として、このような通知が届きます。これはミサイル発射の時の緊急メールです。

auの公式サイトから

auサイトにも音声動画があったので貼っておきます。

災害・避難情報:緊急速報メール

 

 

こちらの動画では、携帯やスマホで流れる音をまとめていました。

1分16秒からが、ミサイル発射でなった音です。

 

 

スマホで鳴るのは正しくは緊急避難情報の通知音だった

今回のミサイルの時に鳴った通知音は、実は津波のときにも同じ音が鳴っているんです。

地震や津波の通知だと思ったら、実際はミサイルの発射だったと思った方も少なくないと思います。

 

今回Jアラートで鳴った通知音は正確にはJアラートの音ではなくで、緊急避難情報の音なんです。

Jアラートというのは携帯電話に来る「避難メール=Jアラート」というわけではありません。

 

正しくは、国から住民まで直接瞬時に伝達するシステムのことがJアラート(全国瞬時警報システム)ということなので、テレビやラジオ、自治体の野外スピーカーのサイレンなどもこれにあたります。

Jアラートで通知される内容もミサイルや津波、地震だけではないようです。

 

スマホで通知されるのだけがJアラートだと思っている人も少なくないと思いますが、全ての通知を含めたのがJアラートだったんですね。

 

Jアラートで伝達される警報の種類は?

Jアラートで通知されるのが津波やミサイルだけではないとわかりましたが、他にどんな情報が伝達されるのでしょう。

 

総務省消防庁のサイトを確認してみると、Jアラートでは以下の情報が配信されるそうです。

全25情報あるということでしたが、この11情報は市町村防災行政無線を自動起動させる設定になっているということです。

総務省消防庁:Jアラート概要

  • 弾道ミサイル情報
  • 航空攻撃情報
  • ゲリラ・特殊部隊攻撃情報
  • 大規模テロ情報
  • その他の国民保護情報
  • 緊急地震速報
  • 大津波警報
  • 噴火警報(居住地域)
  • 噴火速報
  • 気象庁の特別警報

 

これらの通知は全て携帯電話では同じ音で鳴る可能性があるので、聞きなれない音がなった時はすぐに確認するようにしたいですね。

 

情報の伝達スピードは?

対処に時間的余裕が無い大規模な自然災害や、ミサイル攻撃の情報を伝達するJアラートですが、実際にどのくらいのスピードで伝達されるのでしょう。

北朝鮮のミサイル発射の例

2017年8月29日に発生した北朝鮮のミサイル発射では、日本時間で午前5時58分に発射、6時6~7分頃に北海道上空を通過し、6時12分頃に襟裳岬東方1180キロメートルの太平洋海上に落下したとされています。

 

その時Jアラートは6時2分にスマホに通知されました。

 

発射から、通知までに4分かかっています。

北海道の上空を6時6~7分頃に通過したということですから、日本国土が標的だった場合、Jアラート通知でミサイル発射を国民が知ってから、最短4分でミサイルは日本に着弾することになりますね。

 

これを早いと見るか、遅いと見るかは難しいところですが、ミサイル攻撃に対応するには十分な時間ではありませんね。

 

仮に発射と同時に通知があったとしても、8分程度で何ができるのかはわかりません。

東日本大震災の例

2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の時は、14時46分に地震が発生、第1報のJアラートが地震発生の8.6秒後に一般向けの警報を発表しています。

 

この時の津波の第1波とされる宮古港の観測は15時1分とされています。

津波に関するJアラートが発令されたのか、また発令されたとして何時何分になったのかは調べることは出来ませんでしたが、地震発生のJアラートから考えてもっとも津波が早く到達したところで約15分後に約1mの津波が到達しています。

 

さらにその17分後の3時18分には8m以上の津波が到達。

最初のアラートから32分後です。

 

地震に対処することは難しいのはもちろんですが、津波に対しても30分程度でどこまで安全なところへ移動できるかは、その状況次第だと思います。

 

地震に関してのJアラートは8.6秒後と、とても早かったことがわかりました。

しかし、ミサイル発射については、発射がされたのかどうか判断するためにすこじ時間がかかっているのかもしれません。

 

しかし、他の災害も含めて情報のキャッチが早ければ早いほど被災した時の生存確率もぐっと上がってくると思うので、もう少し早く通知ができるように改良を続けて欲しいところです。

 

緊急避難情報の通知音が怖い、気持ち悪いについて

緊急避難情報で携帯電話からなる通知音が、「怖い、気持ち悪い、気分が悪くなる」という声があります。

実際聴いてみると、たしかに不安になったり、怖くなるような音ですね。

 

このような音にしたのには訳があるそうです。

これは緊急事態が発生した時に、人々に注意喚起をさせるために人間が嫌うような音を入れて作っているそうです。

ただ、必要以上に恐怖を感じさせるようなものにはしていないそうです。

あまり恐怖心を煽ると、びっくりして動けなくなってしまうこともあるためだとか。

 

 

緊急速報のオン・オフの設定方法

Jアラートの音が気持ち悪いので消したい、逆に音がならなかったので鳴るようにしたいという人もいると思います。

以下ではiPhone やアンドロイドのスマートフォンでの緊急速報の設定方法を解説します。

iPhoneの設定方法

iPhone での緊急速報の設定方法を説明します。

 

ホーム画面にある「設定」アプリを開き、「通知」の中にある「緊急速報」という項目スイッチをオンにすると音がなります。

音を消したい時は、スイッチをオフにします。

 

アンドロイドスマーフォンの設定方法

アンドロイドスマホの場合は、キャリアやおもちの機種によって緊急速報メールの設定方法が違うようです。

一応3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のリンクをはっておくので、そこから緊急速報の設定方法を確認してみてください。

 

○各キャリアの緊急速報設定

 

まとめ

何もなかった時は、「うるさかった」、「怖い」ということもあると思いますが、Jアラートを受けた受けなかったで生死が分かれることもあると思います。

 

できるだけ設定をオンにして、緊急速報を受けられるようにしておきたいですね。

 

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