Anycubic Photon 購入後、付属のUSBメモリに入っているサンプルデータを印刷してみましたので、その手順について紹介します。
Anycubic Photonに付属しているUSBメモリには印刷用のサンプルデータが入っています。
これを今から印刷してみましょう。
本体右側にあるUSBポートにメモリを挿入して、電源スイッチをオンにします。
樹脂タンクに本体に同梱されていたレジンをタンクの3分の1まで注ぎます。
こんなもんでしょうか。
レベリング調整の終わっている本体に樹脂タンクを設置して、両端のネジを締めます。
本体のタッチスクリーンで「PRINT」を押します。
「PHOTON_photon」というのがサンプルデータです。
これを押します。
この立体的なオブジェ?がサンプルデータです。
「▶」を押すと印刷が始まります。
「ウィーーーン」という動作音とともにプラットフォームが下がり印刷が始まります。
印刷開始直後のタッチスクリーンです。1%と表示されました。
画面を見ると1481回UV硬化を繰り返すようです。
とんでもない回数ですね。
一体何時間かかるんでしょうか。
5分ほど経過しました。
終了時間が出て、「05h17m」と表示されています。
今から5時間17分後に終了するということのようです。
既に3分経過しているので、全部で5時間20分かかるということでしょうか。
ちなみに画面右下の数字が、終了時間。
中央が経過時間。右が工程の実行数でしょうか。
2時間位で我慢できなくなって、ちょっと中断して状況をみてみました。
3cmくらい出来上がっていますね。
印刷中は、「ポーズ」ボタンで一時中断して、プラットフォームを動かすことができます。
途中でレジンが足りなくなったときは一時停止してレジンを継ぎ足すといいでしょう。
あとは印刷を再開して、放置しました。
印刷開始から約5時間後。
おおーーーー!
オブジェができています!
本当にただの液体だったものから、物体が印刷されました。すごいですね!
タッチスクリーンには5時間25分で終了したと表示されていました。
「Yes」を押して終了します。
プラットフォームの上の赤いネジを回して本体から取り外します。
印刷された造形物です。
付属のスクレーパーでプラットフォームから造形物を取り外します。
結構力を入れないと取れませんでした。
造形物をアルコールで洗浄します。別途購入しておいたイソプロピルアルコールです。
100均で購入してきた、タッパーにアルコールを入れてガシャガシャと洗いました。
サンプルデータから印刷した造形物です。
想像していたよりかなり精細な出来上がりでした。
今まで持っていた3Dプリンタの印刷物のイメージは、積層型で断面がガタガタしているものだと思っていたので、光造形方式のAnycubic Photonの造形物は、びっくりするくらいきれいに出来上がっています。
印刷後アルコールで洗浄しても、すこベタつく感じがしたので、窓際に1日程度放置していたら、完全にレジンが硬化したようで、ベタつきもなくなりました。
触った感じも結構しっかりしていて、網目の部分を力を入れてつまんでも簡単には壊れる感じはありません。
レジンは印刷後の耐久性は大丈夫なんだろうかと思っていましたが、思っていたよりは丈夫そうです。
以上サンプルデータの印刷でした。